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ピッサヌローク駅からスコータイ間のローカルバスはカオス

こんにちは。アイススケートで前のめりに転んで前歯から思いっきり着氷したにもかかわらず、氷が削れて歯は無傷だったボクです。
ユネスコの世界遺産にも登録されているスコータイ遺跡。ここはどうしても行きたかった場所の一つですが、ようやく足を伸ばす事ができました。
スコータイまでは交通機関の乗り換えが必要です。気軽には行けまない交通環境にあります。まぁ飛行機で行けばいいのですが、スコータイ空港へ乗り入れしている航空会社はバンコクエアウェイズだけです。なのでチケットが割高ですね。
そもそもボクは目的地までの道のりを楽しみたいと思いますし、目的地に到着するまでの過程そのものが好きです。なので、今回はバンコク駅→ピッサヌローク駅(電車)→ピッサヌロークバスターミナル(ソンテウ)→スコータイ(バス)という交通機関を使いました。
そのピッサヌロークとスコータイまでの経路が面白かったのでレポートしますね。
ピッサヌローク駅からバスターミナルまでのソンテウ乗り場

乗り合い自動車ソンテウは「ココ!」って書いた地点で乗れますよ。ピッサヌローク駅から徒歩2分くらいです。
ピンクのビル前です↓↓



ここがソンテウ乗り場となっています。この乗り場をなかなか見つけられずに10分くらい聞いて回りました。
料金は15バーツ(50円くらい)です↓↓

乗るとバスターミナルの反対方向へ走り出しました。「なんか向かっているトコが違うかな」とすぐに思いましたが、どこに行くか面白そうだったので、そのまま乗ってました。川を越えて、学校の前を通って学生さんが乗ってきたりして。

結局グルっと回って15分くらいでバスターミナルに着きました。歩けば最短距離でたぶん30分で着くと思いますが、15バーツで景色と風を楽しめたのでソンテウに乗ってよかったです。
ピッサヌロークバスターミナルでチケットを買う

バスチケットはバスターミナルの窓口で買います。窓口はたくさんありますが、「スコータイ?」と聞けばいいです。1時間に1本はあるようです。ボクは50分待ちました。
その間、バスターミナル前の食堂で豚足てびちライスを食べました。カオムームーでしたっけ?どの食堂で食べても安定の味です。↓↓

バスチケット50バーツ(170円くらい)↓↓

スコータイまでのバスはオールドタウン直通だった
バスが到着しました。全席自由です。各自適当にぞろぞろ乗っていきます。↓

エアコンはついてませんが、ファンがついています。だけどファンは回っていません。ボクは身長173cmですが、頭が天井の手すりにつきます。車体フロントにベンツのマークがついてますが、ベンツではないと思います。ベンツはドイツ人が中腰になるようなバスを作らないですね。15時くらい発のバスは満席でした。↓↓

途中、どこぞの中学校に停車し、中学生で乗車率200%になりました。身動きできない状態です。70分ほどでスコータイバスターミナルに着きました。
バスターミナルで北欧系3人組が降りました。ボクも降りたのですが、あとは誰一人として降りません。どうもバスターミナルが終点ではないようです。
もしやと思い運転手さんに「イズ ディス ゴーイング トゥー オールドタウン?」聞くと頷きましたが、おそらく通じていないと思います。
その頷く意味が「バスがオールドタウンまで行く」ということか「オールドタウンならここで降りろ」という事か分かりませんが、どこへ行くか面白かったので200%バスにまた乗り込みました。
そのまま10分ほど走ると、「オールドタウン!オールドタウン!」とオバチャン車掌さんが教えてくれました。「ま、オールドタウンって言ってるからいっかー」と思って、中学生をかき分けて降りた場所がココ↓↓

ボクだけをポツンと残してバスは走り去りました。道路の向かいを見ると予約しておいたゲストハウスを発見!アメリカ人ならオーバーリアクションで「アッメージング!」と叫ぶ状況ですね。↓↓

ピッサヌロークバスターミナルから出るスコータイ行きバスは、スコータイバスターミナルが終点ではない場合があるという事が分かりました。だからと言って、終点がどこかは謎です。とりあえず、バスに乗ったら「ニュータウン」か「オールドタウン」まで行くか聞いた方がいいです。
ちなみに、バスターミナルで降りた北欧3人組は、その夜同じゲストハウスに居ました。ボクはバスがゲストハウス前に停まった事を内緒にしました。世の中、知らない方が幸せな事もありますから。
スコータイバスターミナルからピッサヌロークバスターミナルまでがまたカオス

オールドタウンからスコータイバスターミナルまでのソンテウは、スコータイ歴史公園の入り口から出ています。「ココ」印の所、すぐ分かりますよ。
オールドタウンからバスターミナルまで25分かかります。12キロを25分です。一旦ニュータウンに行って、Uターンします。途中で客を乗せるためにもの凄くゆっくり運転します、時速20キロくらいでしょうか?観光客のレンタルママチャリと同等レベルですね。
バスターミナルで職員なのか世話掛かりなのか分かりませんが、私服の人に「ピッサヌローク?」と聞くと、既に発車して10mほど進んだバスを無理やり止めてくれました。とりあえず飛び乗ってから、「ピッサヌローク?」と聞くと、運転手さんは「ピッサヌローク、ケッケッケェー」とふざけた口調で返しました。ケッケーって何ですか?ケロロ軍曹?
ケロロ軍曹にお金を渡すとチケットをくれました↓↓

チケットは39バーツでした。行きが50バーツ、帰りが39バーツ。よくわかりません、このルートのバス。このバスはエアコンが効いています。体感32℃くらいの設定かと思います。窓を開けた方が涼しいと思います。

このバスの作りは一風変わっていて、最前列のベンチシートが運転席を向いています。最前列に客が座ると運転手さんが正面になるんです。なのでボクは1時間、見たくなくてもケロロ軍曹の一挙手一投足が視界に入ってしまう事になりました。
軍曹はたまにガラゲーを操作しながら、お腹がすいたらコーンを食べながらぶっ飛ばします。ときどき話しかけて来ますがタイ語です。何について話しているかさえ分かりませんが、軍曹はおかまいなしです。
そして、結局バスターミナル手前の見覚えのある景色で下してもらいました↓↓ このバス停からピッサヌローク駅まで徒歩10分でした。

はい。以上ピッサヌロークとスコータイのバスのお話しでした。最後まで読んでいただいて有難うございました。
