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カンボジアとタイを陸路通過Virak Bunthamは普通の国際バスだった件

こんにちは。最近まで「自転車」を「じでんしゃ」と発音していたボクです。
赤い2階建てのバス、かっこいいですよね。これはカンボジアの会社Virak Bunthamのバスなんです。
タイとカンボジアの国際バスはトランスポート社が有名ですよね。ですが今回敢えてVirak Bunthamを利用したので、そのレポートとチケット購入方法のお話です。
なぜみんなはVirak Bunthamじゃなくトランスポート社(nattakan)なのか?
そもそもVirak Buntham、発音がわかりません。カンボジアで「びらっくぶんたむ」と抑揚をつけずにダラーっと発音したら通じました。
おとなしく評判のいいトランスポート社にすればいいのですが、未知なるものに惹かれるボクとしては情報の少ないVirak Bunthamの方がグッ!ときます。
タイ→カンボジアはトランスポート社(nattakan)、カンボジア→タイはVirak Bunthamを使いました。サービスに違いはありませんでしたよ。おそらく、Virak Bunthamの知名度が低いだけだと思います。
Virak Bunthamのチケットの買い方

Virak Bunthamのチケットはどこで入手できるか情報公開しますね。Virak Bunthamの事務所の場所が分かるなら直接購入可能ですが、インターネット予約が現実的です。
このバス、外国人には知られています。Virak Bunthamは、かのLONLEY PLANETに普通に紹介されていますので。予約しないと席は埋まる確率が高いです。
というわけで、Bookmebus.comで購入しました。
このサイトはスマホアプリ版もあります。私はPCサイトから購入しました。トランスポート社はチケットをネット購入して、さらにバスターミナルで発券するスタイルですが、Virak Bunthamはチケットを自宅のプリンターで発券すればOKです。タイ国鉄と同じ方式です。
Virak Bunthamのホームページからも予約ができるようになってますが、こちらは使ってないのでわかりません。タイ版ピアに相当するThai ticket majorでは取り扱っていません。
因みに、どちらのサイトも英語表示可能です。座席指定もできます。2階の一番前を指定しましたが、ちゃんと予約されていました。
トランスポート社とVirak Bunthamの違い
バスのゴージャスさ→同じ


赤がVirak Buntham、青がトランスポート社。どっちも2階建てでゴージャスですよ。トランスポート社は座席数38、Virak Bunthamは40席です。だいたい同じようなバスですね。トイレもついています。
両方ともエアコンが強烈です。半袖では体温が奪われますが、いつものように欧米人は普通に半袖です。長そでを着るとなんか負けたような気がするので暫く半袖で頑張りました、が結局ウィンドブレーカーを着ました。
シートはどっちも素晴らしいです。素晴らしいっていうのは、愛車の平成16年型日産ノート基準です。シートのせいで疲れるって事はなく、どちらもリクライニング機能がありますよ。
結論としてどっちもゴージャスです。快適さに差はありませんよ。
ただしVirak Bunthamは、路線によっては物凄く古いバスを使ってる可能性はあります。シェリムアップ←→バンコク路線はゴージャスバスでした。
所要時間→ほぼ同じ
バスに何時間揺られても景色を楽しめていいのですが、それでも同じ路線なら早く着きたいですよね。
チケット会社のホームページにはシェリムアップ→バンコクの所要時間が下記の通り記載されています。
- トランスポート社→12時間
- Virak Buntham→10時間
ですがコースは同じ、イミグレも同じ、休憩も両方ともイミグレ下車と別に1回だけなので、この2時間の違いは不明です。実際の所要時間は同じじゃないかと思ってます。Virak Bunthamが特にぶっ飛ばすというわけじゃないです。どちらもクラクションを鳴らしながらブッ飛ばします。
乗車場所と降車場所→違いあり
トランスポート社、Virak Bunthamとも毎年のように乗り場と降り場を変更します。利用する都度確認したほうがいいです。チケット販売サイトBookmebus.comが最新の情報を出しています。

Bookmebus.comの予約画面にあるBoading Point(乗り場) とDrop-off Toint(降り場)をクリックすると、googlemapで確認できますよ。
チケット代金→違いあり
トランスポート社は国営なので高いです。シェリムアップ→バンコクの料金です。

- トランスポート社→28ドル
- Virak Buntham→15ドル
だいぶ違いますねー。
客層
客層はまぁ似たり寄ったりですね。トランスポート社は日本人らしきバックパッカーが2名いました。Virak Bunthamには日本人は居ませんでした。アノ大陸のモノ凄く大きな声でしゃべりまくる団体さんはどちらにも居なかったので、車内では静かに過ごせました。
乗車からの流れ(シェリムアップ→バンコク)
直接バス乗り場に行きます。バス乗り場はVirak Buntham事務所の1m前になっています。事務所にバスが来るんです。バス乗り場は先に記載したBookmebus.com の予約画面Boarding pointで確認出来ますよ。

すでに日本でプリントアウトして持参した乗車券を事務所に渡すと、こんな用紙が貰えました。これは乗車券ではありませんが、この用紙に書かれた「2」というのが座席番号です。搭乗するときに乗務員に見せればいいですよ。

カンボジアの道路沿いはこんなローカルな景色が延々と続きます。流れる景色をぼんやり眺めるのもバスや鉄道の旅のいいところですね。

ブレブレですが、タイ側アランプラヤートのイミグレです。本当は撮っちゃいけないみたいなので急いでシャッターを切りました。
このイミグレを通過するのに70分かかりました。タイイミグレはチェックが厳しく時間が掛かります。通路にロープをクランク状に張って、行儀よく並ばなければいけません。
途中、アノ大声で話す国の女性が割り込んだので、白人ヒゲおじさんが叱りつけました。それでも大声の国の女性は「I Know」と言ってそのまま並んだので、白人ひげオジサンの更なる激高に触れたのでした。


途中、イミグレと別に1回だけ、15分くらいの休憩がありました。路上販売で30バーツのチキンを買いまいした。甘辛のソースが美味でした。見慣れない何かの植物と種が入っていました。日本に持って帰ろうとしましたが、ソースはカオサンのストアでも売っている事を思い出して、全部食べました。因みにトランスポート社も休憩は1回あります。

バンコクは渋滞しますね。ですが、視界がいいぶん渋滞も気になりませんでしたよ。ほぼ予定通りの18:30に着きました。30分はアジア旅行では完全に誤差の範囲ですよね。
私の感覚では2時間は誤差、4時間は気にしない、6時間で次の予定が気になる、12時間で諦める。こんな感じです。
またバスを利用するなら迷わずこっち
私ならVirak Bunthamにします。同じ内容なら懐にやさしい方がいいですし、栄えているタイより、困窮さを隠せないカンボジアにお金を落としたいとも思いますから。
《2018年2月16日追記》
